キース・エマーソン
キース・エマーソン@大阪厚生年金会館芸術ホール行ってきました、13日の木曜日のことです。
グレッグ・レイクとカール・パーマーはエイジアの来日公演で見たけれど、生キースは今回が初めてだったのです。こじんまりした音響の良いホールで、アンコール前まではみんな椅子に座ったままという、実に年寄り向きのライヴでしたが、ンにゃ~、プログレの血が騒ぎましたよ。異様に凝ったアレンジ、一曲の中で展開に次ぐ展開、すぐに拍子が変わる、しかも変な拍子が混じる、ベースラインが極悪……と、私にとってのプログレのデフォルトがすべて満たされていて、気持ちいいの何の。やっぱ好きなんだわぁ。
ギター&Vo.のお兄さん、中高音域シャウト系の声がグレッグに似ちゃうところまでは分かるんだけど、なぜに顔までグレッグ・レイク系? "Come inside, come inside....Come and see the show"とか歌われてしまうと、一瞬錯覚します。エピタフなんかも歌ってくれましたが、最後はだいぶ省略。「アメリカ」はやったけど「ナットロッカー」はやらずに、アンコールではBlack Dogというサービスもあり。
キースの機材は相変わらず、コードで物理的に繋いでて、コンピュータ通してないっぽい。キースが死んだら博物館行きだろうなぁ。ローディーもみんなキース専属なのか、ステージの途中でギーターVo.のお兄ちゃんのギターからラインが抜けた時、自分でせっせと繋ぎ直していました。ちょとかわいそうだたぁよ。
このところ、緊張感を強いられる音楽というものをまったく聞いていなかったので、ほんとに充実感ありまくりでした。やっぱELPのCDくらい揃えとかなきゃ。キーボードソロから何の予告もなくいきなり全パートでグワーンと音を重ねてくる展開、すごい好きだわー。
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