グルメ・クッキング

February 03, 2011

恵方巻

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   としのうちに 春はきにけり ひととせを こぞとや いはむ ことしとや いはむ

 などという歌はありますが、今年は節分と旧暦の元日が重なって、それが今日。「晦日とや言はむ 元日とや言はむ」です。
 私とハンナとダンナが京都に引っ越してきたのは、大手コンビニチェーンが「恵方巻」を全国展開する前だったので、「恵方って何?」「丸かぶりって何?」だったのですが、今は全国区になったようですね。
 我が家も今夜は……太巻きの丸かぶりは無理なので……手巻き寿司にしました。三分づきのご飯に梅酢で寿司飯。ちょっとマクロビです。たっぷりの大根+すり胡麻も欠かせません。アボカドも優秀な寿司ネタですよー。

 明日は立春。久しぶりに鴨川まで散歩に行けると良いなぁ。

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January 21, 2011

小正月

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 小正月と言えば1月15日ですが、その日は東京で初釜&全身アロマトリートメントだったので……新年最初の満月ということで、今日、小豆粥を炊いてみました。
 そして「小正月だから!」と奮発してブリしゃぶ。さらに「小正月だし!」とマグロ赤身、鮭、甘エビ、鯛も加えて海鮮しゃぶしゃぶに。椎茸昆布出汁の鍋で、もちろんたっぷりの野菜も。白菜、大根、ネギ、椎茸、エノキ…。おろしポン酢でさっぱりと。
 今日もお腹一杯です。

 もう1枚の写真は、初釜の時に「どれを着ようかな~」と迷った兎の着物たち。


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January 12, 2011

鏡開き

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本日の夜食は、鏡開きにちなんでお汁粉。
きな粉をふって、大豆と小豆のコンボ。
お正月の残りのお餅も今夜で終わりです。
小豆は一、二センチ角の昆布を入れて、何度か水を足しながら煮ると柔らかく炊きあがります。
圧力鍋なら、一旦沸騰させて陰性の匂いを飛ばしてから、加圧7分で出来上がり。

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January 11, 2011

今年の河豚

今年も無事フグを食べに行けました。

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 今年は木屋町の末廣にて。地元の人たちで賑わう店、路地の奥が入り口です。
 先付の煮こごりから、てっさ、唐揚げ、焼河豚、てっちり、雑炊、一口豆乳プリンまで、9500円のコース。もう入らないくらいお腹いっぱいです。
 てっさはやはり、関西風にやや厚め。焼河豚はてっさにも使う身の部分と、身皮と遠江で、それぞれの歯ごたえ、口当たりの違いが楽しめます。
 てっちりや御雑炊はごく普通でしたので、カウンターでてっさ、焼河豚と白子を摘んでちょっと一杯……というのが通な使い方の店かも知れません。

 こちらは一昨日の夜食。
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トリュフバターのパンケーキに、レーズンとカリカリベーコンの目玉焼きをのせて。
ダンナがパリ出張の時にラファイエットで買ってきたトリュフバターが、ンもう、いい香りで癖になります。トリュフバタートーストだけで、3時間くらい飲めそうです。

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January 07, 2011

七草粥

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 昨日が公現日でしたので、ようやくクリスマス飾りをしまって、今日は七草粥。
 圧力鍋を活用して、シンプルな分づき米の五倍粥。炊きあがりの香りが格別です。そこに、お正月の残り野菜のあんかけを。人参、大根、牛蒡、キャベツ、白菜、菊菜、玉葱、三ツ葉、卵と豆腐、それに蕪の摺り下ろしと吉野葛、すり胡麻ともみ海苔を添えて。
 京都は風花の舞う寒い一日でしたが、お腹の中から暖まりました。

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January 03, 2011

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
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今年のお節は品数を控えました……

・黒豆
・栗きんとん
・蓮根の松と牛蒡の竹 麦味噌と練り胡麻風味
・大根と人参の捻り梅 梅肉と白みそ
・捻りこんにゃく
・亀甲の里芋煮
・蓮根と野菜の小判揚げ
・大根の兎
・博多雑煮

今年は焼アゴが手に入らず、アゴ出汁のパックでお雑煮です。ちょっと悲しい。

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August 17, 2010

鮨 仙太

 ホントはここも教えたくないお店。高辻室町西入る。
 京都は、敢えてお寿司を食べようと思わなくても、美味しい和食屋さんのコースの中で握りが出てきたりするんだけど、逆に、お寿司を食べたいと思うと、なかなかコストパフォーマンスのよいお店がなかったりする。大丸の地下のイートインのお鮨が意外と美味しかったりするけど……それ以外は、まぁ、値段とお味の兼ね合いでそこそこのお店はあるのだけど……美味しいお寿司を食べるなら大阪まで足を伸ばさなきゃ、という感じで。

 それが突如、うちの近所に美味しいお鮨屋さんが出来てしまったから!
 まだ若い大将と奥さんの2人で切り盛りしている小さなお店。
 見渡しても、お客さんはほとんどお鮨を食べていない!つまみが充実しているのです。「美味しいものを食べさせたい」という気持ちが溢れる品揃え。さっと炙ったり、煮付けにしたり、手を抜かないその一仕事が魅力。もちろんお鮨は美味。しゃりも甘すぎず、江戸前に近い感覚。
 もっとしばしば行きたいお店なんだけど、予約しないと入れないからね。
 お客さんたちのほとんどはお馴染みさんで、それぞれは面識がないんだけど、お酒が入って時間が深まってくると、大阪の立ち飲み屋かって感じでお互いに会話が弾み、知らない同士が最後には「二次会どこ行くー?」くらいの勢いになってしまうところも大きな魅力。東京の店では経験ありませんね。
 みんな美味しい物好きが集まってますから、さすがに他のお鮨屋の話はしませんが、フレンチやイタリアンのお店の評判は、実に率直に情報交換します。

 祗園の高級寿司店もいいですが、こんな小さなお店が地元に愛されて栄えるのこそ、京都の底力だと思います。リピーターなしでは成り立たないマーケットの小ささが、京都の魅力を支えてるんじゃないでしょうか。

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May 13, 2010

京割烹いない

イギリスから一時帰国中の友人とその同僚の方と共に、和食へ。
高辻高倉の角にある京割烹いない。激ご近所。

予約なしでふらりと入れるので、とても重宝している。夜のコース6000円からという価格帯の割烹で、このレベルの料理が出てくることに京都の底力を感じちゃう。きっとしっかり修行した店主さんなんだろうなぁ。何か個性を主張するわけでもなく、あくまで淡々と京料理を提供している感じ。
今日のヒットはすっぽんのお雑煮。
懐石のコースがお勧めだけど、実はお寿司も美味しい。以前いただいた穴子の握り、今も忘れられません。

あと、接客のおかみさんの愛想が、以前より断然良くなったような……。聞かなくても料理の説明をしてくれたら、更に二重丸なんだけど。

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May 10, 2010

B レギューム・ア・ターブル

久々のフレンチは、四条油小路上ルのBレギューム・ア・ターブルにて。

自家製スモークサーモンのアミューズ
マリネしたスズキのサラダ仕立てサマートリュフとバジルソース
バニラアイスを一かけ浮かべた空豆の冷製スープ
蒸した金目鯛と京筍にウニのソース木の芽風味
鴨ローストのキャラメリゼとジャガイモのセルクル
あとチーズ二種とカモミールティー

お腹いっぱいです。
空豆のスープにバニラアイスはどんなもんかなぁと思ったけど、溶かして混ぜながら口に運ぶと、ほんのり甘みのあるクリームという感じになり、空豆の甘みと重なって、違和感はない。

この店もお客さん増えてきたようで、一安心。香りに敏感なシェフの料理で、野菜がおいしい。一皿のインパクトは薄いけれど、どの皿もハズレが無い。コースですんなりと楽しめる、室内楽系。テーブルの配置のせいでカトラリーのサーブがぎこちなくなるのが難点だけど、フロアの人も親切で、ピーク時には厨房スタッフも配膳に回るなど、工夫してやりくりしている感じ。

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February 03, 2008

かわら林

 12月頃から仮面ライダー電王が最終回に向け例年になく盛り上がっちゃって、毎年恒例の「冬のドストエフスキー」すら出来ずに年末年始を過ごしましたが、その電王もとうとう最終回を迎え、ぽっかりと空いた心の穴を埋めるかのように、今年も無事にふぐを食べに行ってきました(^_^)
 犬の散歩コースにある割烹「かわら林」さんです。
 高瀬川を雪見障子越しに眺めながらのテーブル席。他にお客さんが……いない。私たちが帰るまで貸し切り状態でしたが……大丈夫でしょうか。おいしいのに!!

 たっぷりのてっぴは歯ごたえ抜群。
 ひれ酒は片口で供され、三島焼きのお猪口でいただきます。
 てっさとともに、軽く炙った叩き、身皮が出てきます。やはりてっさは関東よりも厚めの作り。叩きは甘みが増して美味しいし、身皮の口当たりもアクセントになります。結構たっぷり出てきます。
 次にはテーブルに織部焼きの炭火コンロがセットされて、これまた、たっぷりの焼きふぐ。すごくいいお醤油を使ってるから、香りがたまりません。身皮(→「三河」)に対して「遠江」(とおとうみ。三河と駿河の間が遠江の国でした。)と呼ばれる外側の皮も焼いてもらいましたが、ぶりっとコラーゲンたっぷりな感じ。尻尾の付け根やくちばしあたりも歯ごたえがよいです。両手で骨までしゃぶります。貸し切り状態なので女将さんが何度もテーブルに来ては焼いたり返したり、面倒見てくれました。
 さていよいよてっちりですが、こちらのお店では聖護院かぶらをおろしたみぞれ鍋にして出してくれます。ささがき牛蒡、お揚げさん、水菜、出汁を吸った巻湯葉、こんにゃく、小蕪など、結構野菜たっぷりなのが嬉しい。……でも、そろそろお腹が限界なんですが。
 お鍋が終わると厨房から揚げ物の音が……更にふぐの唐揚げがあります。ここにも遠江が。頑張ってはみましたが、あえなく半分はお持ち帰りにしてもらいました。
 後はご飯と自家製のお漬け物、最後にお蜜柑、美味しい番茶。

 う~ん、お腹いっぱい。いったい何匹分あったんだろう……。今まで行った中では、やはり一番美味しかったですね。かぶら鍋はもう一度食べたいなぁ。焼きふぐ減らしてもらえば、完食できるかな。

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