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January 2006

January 25, 2006

アナコンダはライオンの次にいい

 けさがた見た夢の話。

 まず前段がある。
 ある女が恋人からこっぴどく振られ、その復讐をもくろむ。題して、「極細麺 vs 極細ヘビ丼」。元彼の大好きな麺類をトラウマにしてしまおうという恐ろしい計画だった。女はヘビを飼って、たくさんの卵を産ませようとしていた。しかし、ペットショップでヘビを買ってアパートに戻ったあと、彼女を見たものは誰もない…。もしや、ヘビが彼女を…?
 という再現フィルム(?)を見ていたんだが、その女が私の友達の友達だとかで、心配だからと何人かで見に行くことになった。
 女のアパートに向かうバスだか市電だかの中で、
「でもそれって、ちょうどひと月くらい前の話だよね…(ヘビが彼女を食べたにしても、そろそろお腹がすく頃ジャマイカ)」
などと話していると、案の定、アパートの窓から巨大なヘビが飛び出してバスの中に突っ込んできた。
 一目散に逃げ出す乗客!! パニック!!

 が、私は走りながら、横にいる友達にこう言ったのだ。

「…でも、どうせ食われるんなら、アナコンダは、ライオンほどじゃないけど、結構いい方かも」
「な、なんで!?」
「呑み込む前に絞め殺してくれるしぃ」

 その冷静さは何なんだっ。目が覚めてもしばらく笑いが止まらなかったですよ。久々のヒットでした。
 ちなみに、巨大アナコンダはベージュ系のまだら模様。これってやっぱ、「極細麺」作戦のために彼女がアルビノを選んで買ってきたんでしょうか。でも、アナコンダの子供が極細ヘビになるとは思えん…。

 肉食動物に食われるっていうのは、死に方としては、わりといい方じゃないかなぁとは日頃から思ってたんです。食物連鎖の中に還れるなんて、先進国ではなかなか出来ない芸当ですから(遺体を堆肥にする、なんてのもスウェーデンではあるようですが→コチラ
 でもやっぱ、ワニやサメは怖いよな~、生きたまま食われるからな~、どうせ食われるならライオンとかチーターとか、猫科のハンターがいいよね、食う前にがっつり首根っこ噛んで窒息死させてくれるから…というところまでは、起きてる時に考えたことがあった。アナコンダは考えたことなかったけど。

 今回の夢では残念ながら、いざ掴まって巻き付かれたらどう思うか…というところまで体験できなかったけど、必死で逃げつつも喰われる時のことを考えている自分が、とっても面白かったです。

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January 09, 2006

京都観光

 大学時代の友達M子嬢が大阪に来るというので、急遽、昨晩と今日午後会うことになりました。
 昨夜は神戸のAちゃんとM子のダンナさんと4人で、茶屋町にあるオーガニックのイタリアンのお店SOLVIVA梅田店にて晩ご飯。オーガニックが売りものなので、外食にしては野菜たっぷりめ。ワタリ蟹のトマトクリームパスタなんかとっても美味しかった。コストパフォーマンスはよいと思います。米国産牛がイヤ~ンなご時世、材料に気を使ってるお店は応援したいです。

ちなみに……
米国牛の輸入再開を強力に推し進めた日本フードサービス協会の加盟企業リストを、今話題の「きっこの日記」のきっこさんが用意して下さってますので、そんなのも参考にしてみてはいかが?

 今日は昼過ぎにM子さんが単身京都にやってきて、烏丸で合流。大丸のクロークに荷物を預けてから、錦市場→御幸町通り→三条と見て回りました。
 三条高倉の京都文化博物館の1階を覗くと、骨董市をやってました。旧日銀京都支店のビルをそのまま利用しているので、レトロな雰囲気です。館内に入っている鳥水炊きの有名店鳥彌三の支店「あざみ」にて昼食。木屋町の本店ではお昼でも5千円くらいはしちゃうけど、こちらは丼ものからあるし、お昼のセットも千円台から。半地下に降りて奥の座敷は、にせ物町家ながら坪庭が見えたりして雰囲気はまずまず。
 文化博物館の向かいあたりの、若手アーティストに開放しました系の雑居ビル(ややレトロ)を覗いてみてる。アクセサリーや靴、カバンなどのお店やアトリエがたくさん。1階はインテリアショップ。京都の「今どき」の流れの典型なのかな。階段脇の壁にはイラスト風の絵が控えめに壁画しててカワイい。
 レトロ建築つながりで、烏丸を過ぎて文椿ビルを覗き、戻って新風館。それから大丸へ戻る途中に六角堂に寄って、売店で鳩のおみくじをひいてみた。CIMG1179貴船神社で生まれて初めて凶をひいたわたくしですが、今回は大吉です。六角堂の売店は、観光地としてはマイナーなくせに、妙にカワイい物を置いていて実は面白いのです。
 東洞院でセカンドハウスに入って、「町家カフェでお茶」という課題もクリアしてから、大丸に戻りお正月セールを覗いて荷物を受け取り、M子さんは夕刻、東京に帰っていきました。たくさんお喋りもして、楽しい一日でした。

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January 01, 2006

O・SE・CHI

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いくださいませ。

これまでお正月は、お雑煮だけ作って他のおせちは錦のお総菜屋さんでちょこちょこ買ってきて済ませていたのですが、今年は気が向いたので、何品か作ってみました。
CIMG1175
左上より……
ひよこ豆のディップと全粒紛パン 何となく付羽根風
大豆と芽ひじきのマスタードサラダ
蕪の梅酢漬け
豆腐とグルテンミートの松風焼
根菜の煮物
ひねり蒟蒻のピリ辛煮
里芋煮
黒豆のきなこ時雨
出汁巻きたまご
栗きんとん
伊達巻き
それと、祝い鯛と、博多雑煮。

出汁巻きは田中鶏卵、伊達巻きは三木鶏卵と、どちらも錦の有名店で買ってきました。祝い鯛も錦の木村で。
黒豆は、犬の散歩友達の田舎が丹波なので、本場の丹波黒豆を炊いたのをもらってきました。
他は一応手作り。松風焼は、ケシの実が売っていなかったので胡麻で代用。
何といってもヒットは、栗きんとん! 蒸してマッシュしたサツマイモをみりんで練っただけのきんとんなんだけど、スゴく美味しいのですー。市販の栗きんとんは、白砂糖と水飴の固まりだったんだなぁと気付きました。やってみるもんです。栗も甘露煮ではなく、冷凍してあった栗を使いました。剥くのが大変でした……。甘味が足りないので穀物アメとメープルシロップで少し煮てから使いました。
博多雑煮はアゴ(トビウオ)のお出汁で、具をたくさん入れます。特に欠かせないのは焼ブリ。実家では野菜(大根人参椎茸里芋青菜など)と焼ブリの他にも海老、かしわ、鶉のたまごも入れますが、我が家では省略。

ちょこっとおせち料理を準備するだけで、お正月が俄然楽しみになりました。手を掛ける分だけ人生を楽しめるんだなぁと、久々に新しい経験でした。

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