« 週末の外食 | Main | キハチ 梅田店 »

June 02, 2005

『量の支配と時代の兆候』

 ルネ・ゲノンThe Reign of Quantitiy & the Signs of the Timesを、半月以上かけてやっと読み終わりました。英語の本を読むのは久しぶりで、しかもいきなり形而上学の本だったもんで、すーんごい苦労したんだけど、その詳細はあまりに情けないので割愛。同じ単語を何度電子辞書で引いたことだろうか…その結果ほんの幾つかだけを覚えたけど。
 前半は近代批判ということで覚悟の上で読み始めたので、言葉の壁が厚かった以外は、フムフムと読み進む。球から立方体へのシンボリカルな時代の低落。原初の楽園である庭園から、終末に顕れる天のイェルサレムたる都市への、固定化、物質化の過程。純粋な質はあり得るが純粋な量は顕現以下であって存在し得ない、とか、形而上学的な話は現代人にはほぼ意味不明と思われ。
 更に後半、量の支配、すなわち固定化の過程が極まったあとに時代が全面的溶解に向かう下りにさしかかると、更に話はオカルティックな色彩を帯びて、これ、理解できる人って何人いるの?みたいな。
 簡単に紹介しても理解されないだろうし、そもそもどこから紹介を始めればいいのかも私には不明。でも、もの凄~く面白かったし、たくさんの秘密を明かしてもらった気分。終盤はアンチキリストの話で、かなり怖かったですけど。
 結局、お前はどう生きるの?と問い返されていることに変わりはなく。
 それが分かりゃあ、こんなとこでグズグズしてないわけで。

|

« 週末の外食 | Main | キハチ 梅田店 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32134/4374065

Listed below are links to weblogs that reference 『量の支配と時代の兆候』:

« 週末の外食 | Main | キハチ 梅田店 »