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March 08, 2005

ルネ・ラリック展

 ポンテベッキオでランチののち、大阪からJRで京都に戻ったので、せっかくだからと伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで、ルネ・ラリック展を見て参りました。
 アール・デコになってからの作品にはあまり魅力を感じないし、アール・ヌーヴォーでもややシンメトリカルなデザインをするのでストライクゾーンど真ん中というわけではないのだけど、トカゲ、カエル、蛇、蝉やトンボ、バッタなど、変わったモチーフを使うところが面白い。もちろんシレーヌ(セイレーン)などのモチーフも美しいし、ガラスそのものの質感も楽しい。ガラスって、時を留めてはいるけれど、どうにも透き通った液体なんですよね。
 ミュシャを見たときには、むせ返るような甘い――阿片の――香りを感じましたが、香水瓶のデザインを多く手がけたラリックには、香りよりもむしろ音楽を感じます。リズムと、旋律と。モチーフを繰り返す造形そのものがリズミックだという以上に、透明で硬質でいて柔らかい触感というのは、室内楽が表現するインスピレーションに近いのでは?
 展示作品数はそれ程多いわけじゃないと思いますが、解説が充実していて楽しめる催しになっていました。ただ、ミュージアムショップ好きの私には、ここの売店はしょぼすぎ。せっかくデパートの一角にあるというのに、僅かな関連書籍の他にはアール・ヌーヴォー「調」ランプやガレ「風」タンブラーしか置いてないって、何事。ラリックの出店くらいして欲しい。フクロウのタンブラーがあったら、きっと衝動買いしちゃったのになぁ。

 ついでに伊勢丹でお洋服もちょっと見て歩いて、四条まで来てからバターケースが欲しくて見て歩いたけど気に入ったものが見つからず、藤井大丸でワインを一本だけ買って帰りました。
 先週からたくさん人に会ったので、知恵熱出そう。っていうか、体力が足りない。せっかく暖かくなってきたんだから、もっともっとフラフラ散歩に行きたいのになぁ。

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Comments

はじめまして。
京都の街で何か面白いことがないかと、情報を拾うのを主な目当てに、ときどき覗かせてもらっています。
ルネ・ラリックといえば、2001年の今ごろ京都国立近代美術館で開かれた展覧会が私としては記憶に新しいところです。こんどの展覧会は、会場の規模やいつも開かれる展覧会の質を考えれば、比較すればきっとがっかりするようなものだろう思い、まだ行っていません。
月刊『京都』3月号によれば、こんどの展覧会の作品収集を担当したのは、新門前の「アンティックかとう」という店だということ。買えるラリックはそこで見つかるかな。それとも手が出ないか。
今度行ってみよう。

Posted by: tise | March 10, 2005 at 21:11

規模は小さいものでしたが、個人所蔵の品物が多く、時代、技法、素材別に展示されていて、初心者にはとても分かりやすかったです。何より、上野みたいに混んでいないのが快適でした。アンティックかとうさんも覗いてみたいですね。ガラス製品なんて地震国には向かないアイテムですけど。

Posted by: らら美@知恵熱 | March 11, 2005 at 00:01

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