トービン税学習会@ほんやら洞
久しぶりにattac京都のトービン税学習会に顔を出してきました。参加者は10名程。
いつものごとく「トービン税とは何か」というところから始めて、今後の活動についての意見交換なども。
通貨取引に低率の税金をかけることで、投機的な取引を抑制すると共に、税収を財源として貧困・衛生・環境対策などを行っていこうという通貨取引税(トービン税)。「為替相場の安定」と、「税収による貧困・衛生・環境対策のための財源確保」という二重の目的を持っているので、紹介する人によって力点の置き方が違ったりするのが面白いところなんだけど……聞いていて混乱する人もいるかも知れない。
日本企業にとっても為替相場の安定は歓迎すべきことだろうし、CSR(企業の社会的責任)が一種の流行になっている今なら、税収の一部を貧困等の対策に振り向けるという考え方も、受け入れられやすいんじゃないかと思うんだが。
去年の国連総会ではブラジルのルラ大統領、フランスのシラク大統領が、ミレニアム開発目標(貧困問題等の解決への枠組み)実現のための財政的裏付けとして、通貨取引税を含む国際税の実現を提案している。
――環境税、武器取引税、そして通貨取引税。
国際税という文脈の中で通貨取引税を語るのも、ピースな未来へのイメージを膨らませるには、有効かも、って思う。
国際税を監督し、税収をグローバルな公共的福利のために管理する機構を設立し、そこには国家代表だけでなく市民セクターからの代表も含めるべきだ……というのも、通貨取引税運動の重要な主張だと思う。未来への意志決定に、もっと「民意」が反映できる仕組みを生み出していこう、というのは、意味のある問題提起でしょう。
国内各地のattacが共同ではじめた通貨取引税キャンペーンのニューズレター第1号が、webでも公開されていますので、興味のある方はどうぞ(pdfですが)。通貨取引税関連の最新ニュースなど、結構面白い内容になってます。
夕方からの学習会だったので、本日の晩ご飯は手抜き。モスのマスタードチキン、きんぴらライスバーガー他と、豆乳ミソスープと、小松菜のゴマドレッシング和え。豆乳ミソスープはまたもや『マクロビオティックおしゃれレシピ』より。みそ汁に豆乳を入れてブレンダーでクリーミーに仕上げたものなんだけど、みそ汁っぽくなくて、結構美味しかったです。
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