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October 12, 2004

ネットから恋が生まれ、命が消える

 すっかりご無沙汰していました。
 間が開くと、だんだん余計に面倒くさくなるもんで。

「電車男」書籍で刊行
 ついに本になっちゃいましたねー、「電車男」
 ダンナのブログにもありますが、私が読んだのは5月頃らしいですね。やー、面白かったし、感動しましたよ。小説なんか、敵うわけないよね。あの臨場感。
 電車男の中の人(本人)、刊行を承諾したんですね。2ちゃんから本が出ると、結構やっかみや印税の問題からトラブルになることが多いみたいだけど、大丈夫なんでしょうかね、今回。名無しさんたちの書き込みの総体を本にして、印税を受け取るのが限られた人だということに、異論が出やすいのだと思うんですが。……その辺が名無し文化と現実の世界(経済)との摩擦面で、限界なのかな。オープンソースでみんながわやわやプログラムを改良していくフリーソフトやシェアウェアなんかでも、製品化の場面でトラブルことってあるのかな。

 も一つ、何となく引っかかった今日のニュース。

若い男女7人が車内で自殺、ネットで知り合う?
 最近ですよね、こういう自殺の仕方がニュースになり出したのって。実際、一緒に自殺する仲間を掲示板で募るっていう行動様式が生まれたのも最近なんだろうし。
 若い子たちがこうやってポロポロとこぼれ落ちてくように死んでしまう時代なんですね。
 一人で死ねないって、哀しいなぁ。一人じゃ死ぬ勇気が出ないというか、勢いが付かないとかって理由で仲間が欲しいのかもしれないけど、でも、死って、とっても独りなものだと思うんだけど。
 死ぬ時に誰かにそばにいて欲しいという気持ちは分からないでもないけど、それって自殺する時のことじゃないような。大体、そばにいて一緒に死ぬのが、知り合ったばかりの人たちだっていうの、どうなんだろう。重たくも深くもない、その場かぎりの温もりの軽さが、彼らにはまさに必要なんだろうけど……そういうのって、自分の中のいろんなことまで誤魔化してしまいそうだなぁ。
 ネットで知り合って、死ぬために集合してから意識を失うまでの短い間、彼らはどんな話をするのかなぁ。一応自己紹介とかするのかな。死にたい理由を互いに聞いたりするのかな。不幸自慢みたいになるのかな。自分が一番不幸だと思いこんでたのが、そうでもないって分かってきたり。練炭自殺の手順を、こうした方がいいとか、あーしようとか、相談するんだろうな。車の大きさに対して必要な練炭の数とか、ちゃんと計算したり。場所はどこがいいか、心当たりのある人が案内して、そこでいいかどうかみんなで話して決めるのかな。もうちょっと道から離れた方がいいとか、木の多い場所がいいとか、何度か場所を探して移動したり。誰かに遺書書いた?なんて話もするかもしれない。身辺整理はどんな感じでしました?とか。きっと結構たわいもない話で笑い合ったりもするだろうし、修学旅行みたいな楽しさがあるんだろうな。だんだん、名残惜しくなってくる気持ちもあるだろうと思う。それでもどっかで踏ん切りをつけて、車を止めて準備を始めちゃうんだ。祭りの終わりみたいな気分じゃないかな。残ってるのは、後片付けだけ。みんなと会えて本当に良かったとか言っちゃったり、今まで生きてきた中で、今日が一番楽しかったとか言ってみたり。席順はどうやって決めたんだろう。窓にガムテで目張りして、睡眠薬飲んで、練炭燃やして。最後に手を繋ぐ子たちもいたのかな。
 む~ん、想像してる内に、それも悪くないか、とか思い始めちゃったなぁ。
 一人で死ねないのに、それでも死にたいなんて、ひ弱で甘ったれで、なんて哀しいんだろうね。そういう時代なんだろうね。

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