暴力は恐怖の表現
ダンナの出張にくっついてフランスに行ってました。その件に関しては、またいずれ書くかも知れません。何しろヘヴィなフレンチ・キュイジーヌに胃腸をやられて、当初の予定(フォアグラ三昧、ワイン三昧)はもろくも崩れ去り、帰りの飛行機の乾燥にノドをやられて夏風邪状態という情けなさでございます。
フランスに行っている間中、ロシアが大変なことになっていたようです。飛行機は2機も爆発する、自爆テロがあり、トドメに学校占拠。ニュースは宿でCNNやBBCで見ていましたが、帰りの飛行機の中で、ついに突入が始まり情報が錯綜している……というニュースを見ました。成田に着いて(成田……だもんなぁ)夕刊を買うと現地の見取り図が載っているし、現場近くに外国の報道陣も張り付いている……鉄のカーテンはもう無いんだなぁと、ふと感じたり。もちろん、まだまだ閉鎖的で強権的な政府の体質には違いないけど、一昔前なら、あの村ごと「無かったこと」にされてたんじゃないか……なんて想像してしまう世代だから、現地からすぐに情報が流れてくること自体、隔世の感があるのは事実なのです。
映像が生で流れた分、テロリストの残虐さだけがクローズアップされてしまっているけれど、ロシアによるチェチェンでの人権侵害(虐殺…)についても、報道が全く触れないわけではないのも、まだしも少しはマシな状況かなぁ(バランスが取れているとは到底言えないでしょうが)。
IRAとの長い戦いにも、ともかくも終わりが有り得たという希望を抱きつつ、「恐怖の支配」が広がる時代を生きて行かなくちゃなぁ……なんて、風邪っぴきには気の重い今日この頃です。
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