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June 22, 2004

手段選ばず目障りな環境団体を締め付ける米司法省

米司法省、100年以上眠っていた法律でグリーンピースを告発

 グリーンピースの活動家2人が、ブラジルでのマホガニー材の違法伐採と米国市場での販売に抗議するため、昨年4月、マイアミの約5キロ沖で貨物船に違法に乗船し、「ジョージ・W・ブッシュ大統領は違法な伐採をやめよ」というプラカードを掲げて逮捕され、週末の間拘留されたが、その15ヶ月後、司法省は、1872年の法律に基づいてグリーンピースを刑事告発した……というニュース。

この法律は、売春宿や酒場の人間が船に乗り込み、船員を船から降ろそうとそそのかす行為を防止する目的で制定された。
 1872年といえば、明治政府が太陰暦を廃止して太陽暦に切り替えた年ですよ。一日なのに新月じゃないなんて……と、皆さんがとまどっていた頃。
この法律が適用された例は制定から125年間で今回が初めてだという。この法律について言及している公的文書でさえ、2つしか見つからない
しかも、
司法省が提出した最初の開示書類では、問題の貨物船には違法か否かにかかわらず、マホガニー材は積まれていなかったと記されていた。ところが、貨物船が次の寄港先となったサウスカロライナ州チャールストンの港でマホガニーを降ろした証拠をグリーンピース側が示すと、司法省はマホガニーに関する記述のない新たな書類を提出してきたという。
 もう、手段を選ばず反対意見を封殺しようとしてますね。恣意的な告発って、う~ん、なんかまるでどっかの日本みたい(日本では既に恣意的告発やり放題ですが……怖っ)。
グリーンピースがブッシュ政権から快く思われていないのは周知の事実だ。グリーンピースはブッシュ大統領の農場で抗議運動をした最初の団体として知られる。同団体は2001年、農場からよく見える給水塔から「有害なテキサス人、ジョージ・ブッシュよ。地球を踏み荒らすな」と書いた横断幕を吊り下げた。

 端から見ているとヒステリックな印象を受けることもあるグリーンピースだけど、経済優先で環境が無視されるのが常である現実に対しては、彼らみたいのが居ないとどうにもならないから、時々頼もしく見える。それに案外落としどころはわきまえてる気もする。エコ・テロリズムに走る人々も結構居る欧米では、グリーンピースなんてピースな方だし。
 一応非暴力直接行動を貫いている団体だから、ブッシュ政権がこういうやり方で封殺しようとしても、ま、効果は上がらないだろうなぁ。
「司法省はこれまで、個人を市民的不服従の行為によって告発したことはあるが、組織に対する告発は前例がない」そう。
 グリーンピースの主張ややり方に賛成か反対かとは別に、こういう酷い法適用を認めたら、いつか自分たちの首を絞めることになるっていう想像力が、アメリカにはまだあるでしょう。アメリカは日本と違って、世論の揺り返しがちゃんとある、民主主義の国だからねぇ。

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