減煙、できちゃってるんです
とある掲示板で、「この本を読んで禁煙できちゃった」という書き込みがいくつかあって、どんな本なの?と思ったのが『禁煙セラピー』(アレン・カー)。
いまだに買ってもないんですが、読まないうちから減煙の効果が出てしまった。タバコをやめようとか減らそうとかなんて、全然思ってなかったのに。
要は、
1) 喫煙は、単なる「クセ」である。
2) タバコを吸わないとリラックスできない、というのは幻想である。
3) 結局あなたは、タバコ会社の洗脳に踊らされている。
というあたりが、頭の切り替えに重要っぽい。
苦行のように吸いたいのを我慢するのではなく、「ホントにそんなもん吸って幸せ?」という、もう一人の自分からの声を作り出す。
「我慢する」のではなく「吸いたくなくなる」状態にしていく。
もともと一日一箱程度だったので、ヘビースモーカーってほどじゃないんだけど、今は10本程度に減っている。
大学時代、家では隠れて吸わなきゃならなかったという条件付きでも12~3本だったから、コレはかなりの効果。
もっとも、(読んでないけど)この本では「減煙はダメ」らしい。一本吸うと、そのまま増えて元の木阿弥になってしまうらしい(確かにその危険性はある)。
タバコ吸ってていいことあったかといえば、別にない。
家で吸えない、職場で吸えない、というストレスが大きくて、家を出ちゃったし、会社行くのもイヤになった(1年ちょっとで辞めちゃったよ)。喫茶店に入って店内禁煙だと、凄く損した気分になった。タバコ吸わない男とは、やっぱちょっと……付き合えない(酒飲まないとか味盲とかも無理よね)。
タバコやめたくない理由っていうと……親が、ガッコのセンセが、世間の健全で清らかな方々が、やめた方がいいと言うから、だったりして。ああ、不毛。っていうか、ガキじゃないんだから>自分
以前、石けんライフのサイトをいくつか見て(こんなのとかこんなの)、合成洗剤全般から足を洗ったとき、何より感じたのが、私って環境に優しい!とかじゃなく、
「フフフ、これで洗剤会社のCMから自由の身になったのだわ」
という解放感だった。新しい家庭用洗剤が出ても、シャンプーのCMを見ても、
「私はCMの対象外なのよ」
と思うと気持ちよかった。「自分の生活を自分で支配してる」感、って、他に代え難い。
タバコは吸う銘柄がずっと決まってるからCMに影響されるということはないと思うけど、ニコチン中毒から抜け出せば、やっぱり解放感はあるだろうなぁって思う。
と、言いつつ、これ書いてる間に1本だけ吸いました。
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Comments
Very nicce!
Posted by: berndiedy | December 02, 2010 09:12