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April 2004

April 26, 2004

言葉の夢

久しくなかったエモーショナルで直感的な夢を見る。
まじめに書く気になって集中した精神状態がある程度継続すると、インスピレーションも降りてくるものなんだなぁと、改めて感謝。

……小さな女の子が飛んでいってしまった美しい七色の鳥を探している。
大人たちは一緒になって熱心に鳥探しを手伝う。
女の子は後にその時のことを回想して、「みんなとても忙しかったのに、どうしてあんなに親切に、鳥を探すのを手伝ってくれたのだろう」と思う。
「たぶんみんなは、私が本当はもう亡いものを探していると分かってたんだ……」

映像は断片的に草原や林の風景があるだけで、女の子の姿も七色の鳥の姿もない。記憶を含めてシチュエーションが与えられていて、思考・言葉が中心の夢。

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April 14, 2004

人質事件のヘンな反応

 しかしっ。イラクで人質になった日本人に対して「自己責任」「自業自得」と言うだけで語り終えた気になったり、家族の言動を批難したり、さらには事件を自作自演呼ばわりする言説に飛びつく人たちが多いのって、いったい何なの? そのメンタリティって何なんだろう?
 危険な場所に好きこのんで行ったという直前の原因しか見ずに被害者を責める近視眼的思考。小泉の外交センスの無さを問わない徹底した現状追認。……行動における圧倒的無能力感が最低限の思考力とモラルを蝕んでしまってる、とでも分析したくなる。

 私も陰謀論は(エンターテイメントとして)好きだけどさ、日本のサヨクなんてサヨク同士仲悪すぎて、こんな大がかりなこと出来るわけないじゃん。この時期にイラクに行く人がもともと反米意識強いとしても不思議じゃないし、自衛隊撤退は「無い」と早々に言い切った小泉に家族が反感持つのも無理ないと思うけどなぁ。
 まぁ、「人質解放!!」より先に「自衛隊撤退!!」をデモで掲げちゃうサヨクも、戦術センス無さ過ぎだけどね~。自衛隊撤退は、今回の人質事件とは別に、元々言いたかったことでしょ? そういうことやるから、町ゆく人にそっぽ向かれるんじゃないの?

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April 07, 2004

サンテグジュペリの飛行機見つかる

 びっくりするニュースに久々に出会いました。偵察飛行に出たまま消えていったというサンテグジュペリの乗っていた飛行機が、マルセイユ沖の地中海から見つかったと。→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040407-00000404-yom-int

 ちょっと前に『人間の土地』を読んだところだったので、余計びっくりしました。この本の中で、砂漠で遭難したときの様子が描かれていて、それが記憶に残っていたのです。
 乾燥した砂漠での渇きの苦しみは当然として、それ以上に過酷な幻覚との戦いが丁寧に書き込まれていました。何より強く印象付けられたのは、助けを求めているのは遭難した自分の方ではなく、帰りを待つ人々の方だ……という悟り。
 「絶対に生きて帰る」という強靱な意志力は、どちらかと言うと肉食マッチョなハリウッド的超人性と思ってたんですよね。でも、待っている人々を見捨てないために、「絶対に生きて帰る」という超人的な意志力を発揮するというのもあるんだなぁ、と。自分がもう一度彼らと会いたいからではなく、彼らが自分を失うことの悲嘆と絶望から、救いを求めている。だから彼らを救う義務を負い、責任を負っているのは自分の方なのだ、という悟り方って、ハリウッドじゃなくヨーロピアンなアンニュイだなって。

 そんなことを思い出しながら、ついに助けに戻ることができなかった彼が、本当に地球上のある場所である時に命を落としたのだと確認してしまうことに、抵抗を感じてしまった。空に消えた伝説のままなら、彼からの助けをまだ諦めずに済んだのになぁ、なんて。
 でも、ニュースをよく読んでみると、1998年に彼の名前(の一部)が彫られたブレスレッドが、2000年にも機体の一部が見つかっていたとのこと。それならば……見つかるべくして見つかったのだろうなと、少し納得。彼の機体だけが、我々を助けに戻って来たとでも考えてみようか?

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April 06, 2004

京の花見 御苑 枝垂れ桜

 ソメイヨシノの盛りは過ぎていましたが、京都御苑の北西側に、枝垂れ桜があります。こちらの方が長く咲いているようで、まだ十分きれいでした。CIMG0255.JPG

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