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April 03, 2001

重信房子氏の娘、日本へ

 日本赤軍のリーダーでこの間逮捕された重信さんの娘メイさんが、日本国籍を取得して日本へ到着したというニュースを見ました(たぶんTBS)。

 父親はパレスチナの兵士?だとかで、意志的な眼差しの美人さんです。
 母からは日本の美しい四季の風景を聞いて育ったけれど、育ったのは戦火の中東。もちろん日本の土を踏むのは今回が初めて。
 あんな意志的な眼差しの若者、日頃この国では見かけませんねー。
 現実に対して「No」を言う意味があって、未来への希いがあるなんて、ある意味、充実した青春かなとも思うの。この国の若者には、なかなか見つけられないものを二つとも持ってる──意味と希望。

 比べるのも変かも知れないけど、「よど号事件」で北朝鮮に渡った人たちの子供たちは、重信Jr.とは全然違う雰囲気だったな(これも最近テレビのニュースで見かけた)。
 まぁ、重信さんは現役闘士なのに対し、よど号メンバーは事件を多かれ少なかれ否定してるし、しかも生活のためには北朝鮮社会を受け入れるしかなかったから……現実に対して闘う意志なんて、子供には薄くて当然かも知れない。
 「日本に帰国して保母さんになりたい」(by one of よど号の子供たち)

 レバノンで育った重信メイさんは、国際政治学者かジャーナリスト希望だと言ってたと思う(革命家希望ではナイ)。……何というか、見てきた流血の量が違うんだろうなぁ。

 ともあれ、母の言葉に聞いた日本の桜の季節を、重信Jr.がどんな思いで見上げるのか、また、母が遠い闘いを始めた日本という国の、今の状況を彼女がどう見るのか……雨の京都から想像するだけでワクワクしています。

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