消費の祝祭空間(定休日あり)
なんかねぇ……銀座ってのは、キラキラしてて、若い女の子が(渋谷と違って)小汚くなくて綺麗で、ウィンドウ・ディスプレイも素敵でさぁ……「消費するサクリファイス」って感じの、洗練されててまぶしい街なんだなぁ。表参道とか自由が丘より、私には格段に誘惑的な街なのね。
お彼岸でお墓参りに行った帰りに、母や姉と一緒に銀座に出て、プランタンに寄ったの。すごい久しぶりに。
子供の頃から親に連れられて歩いた馴染みのある町だけど、一人で行っても右も左も分からない。私は典型的な「点と点」の人で、頭の中に地図がないのですよ。
だからよけいに、街がキラキラして見えるのかも知れない。
人がみな 我より美人に見える街……って感じでしたよ。
子供の頃に知ってた銀座とは、バブル以降ずいぶん変わっちゃってるんだけど、でも久々に行くと、やっぱり何だかわけも分からず魅力的なのよね。
テレビCMとか量販店とか、お台場あたりで感じるような「消費しろ、消費しろ」光線の浅ましさが、銀座にはあんまりない気がするのね。
「銀座で買い物する」は、何だか「正しくて」「美しい」の。
「物神[フェティッシュ]の祝祭空間(定休日あり)」、って感じかな。「(年中無休)」じゃないのよね、コンビニのお手軽な消費じゃないの。
大量消費・大量廃棄のアンチは、なにも清貧ばかりじゃない、って見せつけられた感じ。 生存に不必要という意味では壮大な無駄の山には違いないんだけど、単なる生存以上の何かにとっては……それなりに、意味のある無駄。
少なくとも、大量廃棄・大量消費みたいな、剥き出しの野蛮ではない。
だからって、一つの文化である、なんて、素直には言わないけど。
だって、物神は物神。超越がない。
消費の祝祭。それって、私には永遠に見知らぬ街。とてもキラキラして見えるの。
(不親切な書き方でゴメンねー! 今日は歩き疲れちゃったんだ)
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